VOL.10

テーブルで気軽にお抹茶を楽しむテーブル茶道を展開

有結(AYU) 代表 神林浩子さん
敷居が高いと言われる茶道。でも日本の文化が凝縮された茶道をもっと気軽に多くの人にたしなんでもらいたいとの思いから「テーブル茶道」という新しいジャンルを切り開いた有結代表の神林浩子さん。秋葉原にある教室をたずねました。

[ 企業プロフィール ]
  ・事業名:有結(AYU)
  ・設立年月:2013年8月
  ・URL:http://www.ayuomotenashi.com/
  ・事業内容:テーブル茶道教室

気軽に楽しめる茶道があったらとの思いからテーブル茶道を始めました

事業としてはテーブルで気軽にお抹茶を頂くテーブル茶道を展開しています。具体的には①サービス ②育成 ③茶道具販売をしています。「サービス」は、テーブル茶道が簡単に楽しめるようなワークショップやお点前ができるような茶道教室を開催しています。「育成」としては、インストラクターの育成や茶道教室の講師の育成を行っています。また「茶道具販売」では私たちが日常的に手頃に買えるようなそれでいておしゃれな茶道具を販売しています。

もともと畳の上でするような通常の茶道を27年間やってきて、それはそれでとても素晴らしいと思うのですが、普通の方からは敷居が高いとよく言われます。でも茶道には書、器、和菓子、四季とともに暮らす知恵、美しい日本語、精神性など日本の文化の良いところが全て凝縮されて入っていると思うのです。ですから日本人ならたしなみのひとつとして茶道を楽しんで頂きたいと思い、もっと気軽に日常的に楽しめる茶道があったらいいんじゃないかと思いテーブル茶道を始めました。

 

子育てや介護を終え、自分のやりたいことができるようになって起業 

子供が3人いて、子育てや父の介護など長い間家の中の仕事をしていましたが、親を見送り一番下の子が大学を卒業して社会人になった時にやっと自分のやりたいことができる時がきたと思いました。女性の生き方としていろいろあると思うのですが、自分で選択してきたことですが、これまで結婚や出産、介護などで仕事をあきらめてきた部分があると思います。それらから解放され時間ができ、いざ何をしようかと考えた時に今まで一番長くやってきた茶道のことが浮かびました。ただ茶道の先生になるには茶室も持っていないし、道具もたくさん持っていないので最初は無理かなと思いましたが、そういう人はたくさんいるでしょうし、もっと気軽にできるテーブルでの茶道というものを自分のできる範囲でやればいいのではないかと思い、始めました。

好きなことを仕事にできて日々楽しいと感じています。

起業してよかったなと思うのは、好きなことを仕事にできることです。もともと茶道が好きだから長くやってきたわけですし、仕事と遊びの境がないというか、やっていてすごく楽しいと感じています。また以前はパートで事務などをしていたのですが時間で管理されていたことが、今は自分のペースで自分のスケジュールで動けることがよかったなと思います。
逆に大変だなと思うのは、一人で起業するということは、企画・運営から事務や会計、広報まで全部ひとりでやらなければならないということです。ほとんど素人でしたので勉強しながらやらなければなりませんでした。
あとは家事ですね。やっぱり家のことがおろそかになってはいけないと思いますので、夜の教室が終わって帰宅してから家事をしたり翌日の準備をしたりしました。減らすのは睡眠時間しかなくて・・・。ただ立ち上げ期はそういうものだと思っていましたし、苦しいというよりは楽しい感じでした。

私にとって起業とは、一言いうと「自分の可能性への挑戦」です。自分で自分にちょっと無理かなという課題を課して、頑張ってそれを乗り越えたり、到達したりしてきました。

オリンピックの年には1000人のインストラクターとともに
海外の方を“おもてなし”したいと思います。

今後の展開としては、全国8都市にサロンを開設して有結のテーブル茶道を全国に広げていきたと思います。そしてオリンピックの年には1000人のインストラクターとともに海外の方をおもてなししたいと思います。当初は100人のインストラクターと考えていたのですが、今のペースですともっといきそうなので1000人と上方修正しました。
さらに和文化アミューズメントを開設したいと考えています。海外の方がいらした時に心に残るお土産って体験だと思うのです。それでちょっと立ち寄って、「お茶をたてる」とか「習字で文字を書く」とか「お花を生ける」といったことが気軽に体験できる場所を作りたいと思います。また体験したら国に帰ってからもやりたいと思うでしょうから、“茶せんと抹茶”や、“筆と墨汁”などを販売するようなショップを併せもつ、日本の文化を楽しめるような和文化アミューズメントをやりたいと思います。

あとに続く後輩たちに応援メッセ―ジをお願いします。

好きなことを仕事にできるというのは、こんなに幸せなことはないと思うので頑張ってほしいと思います。人生一度きりなので自分の能力とか命を最大限使い切ってほしいと思います。そういう頑張っている人が増えてみんなの輪が広がっていけばと思います。

インタビューを終えて

2015年3月に当センターが開催したウーマンズビジネスグランプリのファイナリストとしてビジネスプランを発表したり、アントレーヌイベントではお弟子さんとテーブル茶道のお点前を披露してくださったりと大忙しだった神林さん。その2日後には香港に飛んで香港の公園で現地の人達が参加する野点の実演をしたり、この秋にはニューヨークへツアーを予定していたりと、長期的には海外をも視野にいれながら活動されています。
女性として子育てや介護を経験され、それらをきちんとやり遂げた後、自らの好きな道を仕事にされ、忙しいながらも充実した日々をおくられていらっしゃるなと感じました。東京オリンピックにむけておもてなしの心のテーブル茶道がますます広がっていくことを楽しみにしています。

(インタビュアー:滝)

 

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