VOL.23
「人の役に立てる自分でありたい」
カピパラハーブ 細田美代さん
・事業所名:カピパラハーブ
・創立年月日:2017年1月
・URL:http://www.capypara-herb.com
・事業内容:ハーブティー専門店
・ムサコのコンテスト応募歴:「羽ばたけ!☆アントレーヌin品川Vol.6」に出展。グランプリ、応援しますで賞のダブル受賞。
起業のきっかけとなったアロマセラピスト
「30歳を機に体調や気分が優れないこともあり、自分と同じようにしんどい思いをされている女性が多いのではないかと思い、であれば、何か人の役に立つお仕事をしたい『人の役に立てる自分でありたい』とはじめたのがきっかけです。」
【自分が施術されるより人を癒したい】
「当初は、アロマの世界殆ど知らなくて、鍼灸などの東洋医学を学びたかったのですが、 東洋医学を学ぶには、時間的な事、金銭的な事などハードルが高かったですね。 なので、初めに飛び込んだのが、リフレクソロジーの世界でした。それからフェイシャル、アロマ、ホテルスパなどで全身の施術をやってきました。」 「人を癒すことが大好きです。」
なぜハーブティーを商品に?
「リフレクソロジーのお店でハーブティーを販売していて、いざ購入して飲んでみると美味しくなかったんですね。(笑)ハーブティーにも興味があったこともあり独学で学び始め自分でブレンドし、主人のお店を間借りし昼間の時間帯でハーブティーを提供はじめました。価格設定もこだわりがあって、ハーブティーというとお高いイメージですけど、コーヒー一杯と同じ料金にしたんです。自分でこだわりをもってブレンドしてきたハーブティーは、需要も増えてはきたのですが、カフェ続けることがとても忙しくなってしまい、、、、心身ともに疲弊してしまったことあって、まる3年を迎え、一旦カフェでお茶を提供することをやめることにしたのです。」
武蔵小山総業支援センターとの出会いはどのようなきっかけがありましたか?
「カフェを辞めた後はこだわりをもってブレンドしたレシピも持っているので、販売をしようか迷っていたところ、主人が武蔵小山総業支援センターで女性向けの起業セミナーやってるよ。行ってくれば?と教えてくれたのがきっかけで、翌年にアントレーヌへ出店することに。」
今後の展望は?
「武蔵小山総業支援センターから歩いてすぐのところに自宅があるので、自宅を改装して店舗をオープンしようと考えています。 ネット販売するにも実店舗があることの信頼感はありますね。 自宅が店舗なので、主人と2人でやっていこうと。 事業をはじめる当初から、①実店舗②マルシェ③通販の3本立てやっていこうと決めていました。通販での販売割合は、全体の15%ほどですけど、ここ最近は売り上げも伸びてきています。ホームページを立ち上げたころは、拙いホームページだったこともって、ぽつぽつ程度の売上でしたね。その後、ホームページのデザイナーを探していたところ、たまたま出合ったのがセンターのアドバイザーの方で、今のホームページを作成していただきました。その結果、売上も伸びてきて作ってもらって良かったと。」
新商品の開発は?
「ブレンドの種類は現在15種あって、季節やお客様のニーズに応えて少しずつ変えていく、きめ細やかに見直しを今後もやっていこうと思ってます。 ロングセラーのお菓子でも時代に合わせパッケージや味などを少しずつ変えてますよね?それと同じです。 お客様の動向を得られるのは、マルシェへの出店が大きいですね。一日に何十人もの来店するマルシェでの情報収集は貴重ですね。」
ムサコと関わりで良かったことは?
「アントレーヌとの出会いがなければ、お店を構える事になるとは思っていませんでした。 事業継続のアドバイスも無償でやっていただいて、この3年間は感謝しています。 振り返って見て、たくさんの専門アドバイザーがいるセンターをもっと活用すれば良かったと今になって思っています。」
インタビューを終えて
武蔵小山創業支援センター1階にショップとして誕生し、2019年11月に武蔵小山徒歩圏のお店に卒業されお店をオープンされた細田さんにお話を伺いました。すっきり整然とならんでいるハーブティーの商品名は、どれもわかりやすいオリジナルのネーミングが付けられおり、商品への愛着が感じられます。ハーブティー以外にもサプリ、こだわりの基礎化粧品も置いており、細田さんの素肌美の秘訣だそうです。私も思わず購入しました。(笑)。お話を伺っている間始終穏やかで気品のある細田さんに癒された次第です。やはり人を癒すお仕事が天職であるなと感じました。
(インタビュアー 納戸)