武蔵小山創業支援センターインキュベーションマネージャー
中小企業診断士 島田透代によるコラム!
起業家・経営者が知っておきたいサクッと情報整理法と今使うコツ
~事業の効率もあげるジブンの想いの整理~

はじめに
皆さん、こんにちは。武蔵小山創業支援センターインキュベーションマネージャーの島田です。
さて、このコラムでは、過去に年間200件以上の人事・経営者面談に携わってきた私が、経験をもとに、起業や経営をスムーズに進めるのには欠かせない「情報」に注目し、複雑に絡み合う情報をサクッと効率よく整理してビジネスの推進に活用できるようにするための方法とコツをお届けします。
突然ですが、あなたが、ビジネスのスタート、起業家への道へと駆り立てられたのはどのようなきっかけからでしたか?
ある日、あなたは、今までのキャリアや現在のしごとに疑問を感じて新しい世界や違う道を検索し始める。しかし、自分にとって本当に大切なものはわからないまま、モヤモヤしたり、混乱をする。そんな経験をして、それらを乗り越えてきた起業家の方は多いのではないでしょうか。
今回は、あなたが次なる一歩を踏み出すための鍵になるかもしれない「自分の想いの整理」法のお話です。
さて、このコラムでは、過去に年間200件以上の人事・経営者面談に携わってきた私が、経験をもとに、起業や経営をスムーズに進めるのには欠かせない「情報」に注目し、複雑に絡み合う情報をサクッと効率よく整理してビジネスの推進に活用できるようにするための方法とコツをお届けします。
突然ですが、あなたが、ビジネスのスタート、起業家への道へと駆り立てられたのはどのようなきっかけからでしたか?
ある日、あなたは、今までのキャリアや現在のしごとに疑問を感じて新しい世界や違う道を検索し始める。しかし、自分にとって本当に大切なものはわからないまま、モヤモヤしたり、混乱をする。そんな経験をして、それらを乗り越えてきた起業家の方は多いのではないでしょうか。
今回は、あなたが次なる一歩を踏み出すための鍵になるかもしれない「自分の想いの整理」法のお話です。
起業家がつかいたいキャリアアンカー
キャリアアンカーという言葉をご存じですか?就職活動やキャリア育成の機会に聞いたことがある方もいるかもしれません。アンカーとは、船を停めておく際に下ろす「錨(いかり)」のことです。これは、自分のキャリアを大きな船に例えた時に、それをつなぎとめる錨の役割を果たすイメージですね。ここでのキャリアは、仕事の経験を積んできた成果だけに限らず、起業も含めた働き方など大きな枠での人の成長につながることとして考えましょう。

キャリアアンカーとは、個人が自分のキャリアにおいて最も大切にしている価値観や信念をさします。これは自己理解を深め、より充実したキャリアを築くための重要なツールとしても有名な考え方ですが、私は、経営者や起業家、そしてリーダーにとっても使える考え方だととらえています。
起業家や経営者は、どんなに困難が待ち受けているビジネス環境でも、事業を投げ出さず、目標に向かわねばならないからです。前進していくための普遍的な強くてしなやかな軸を手に入れる必要があるからです。
自分の強みや、長所と短所、やりたいことを掘り下げる自己分析は沢山ありますが、ここでのポイントは、「普遍」です。
天候予測が困難な大海のような現代の社会でも、環境の変化にも影響されないようなしっかりとした軸をもっていて、ポキッと折れずしなやかに前に進んでいける人はとても素敵に見えますね。そんな、どんな状況においても、立ち戻れる自分だけのしなやかな軸を作りましょう。
ジブンを掘り下げる3つのポイント
さて、キャリアアンカーは一般的には8つのタイプに分かれます。ここでは、シンプルに三つの要素に分解をして考えましょう。
それが、①特技(能力)、②動機(好きなこと)、③および価値観(大切に思うこと)です。

キャリアアンカーは、人それぞれもっている価値観や信念に基づいて形成され、以下の3つと特に密接な関連があります。
①コンピテンシー(Competency)
コンピテンシーは、しごとや役割を遂行するために必要な「スキルや知識や行動」のことです。キャリアアンカーは、どのコンピテンシーを重要視するかに大きく影響を与えます。
例えば、「技術能力」を、キャリアアンカーとして持つ人は、専門スキルや知識の向上に重点を置く傾向があります。
②動機(Motivation)
動機は、個人がどうしてその仕事や役割を果たしたいと考えるかという欲求を示します。
キャリアアンカーは、なぜ特定の仕事やキャリアパスを選ぶのかを自分で理解するのに役立ちます。
例えば、「創造性」がキャリアアンカーの人は、新しいアイデアやビジネスの創出に強い動機やきっかけを感じるからその仕事を選びます。
③価値観(Values)
価値観は、あなたが何を最も大切にするかのことです。キャリアアンカーは、個人の価値観と直結していて、仕事やキャリアにおいてどうしても譲れないことを明確にします。
例えば、「奉仕・献身」がキャリアアンカーの人は、社会貢献や他者のために働くことに価値を感じます。
それが、①特技(能力)、②動機(好きなこと)、③および価値観(大切に思うこと)です。

キャリアアンカーは、人それぞれもっている価値観や信念に基づいて形成され、以下の3つと特に密接な関連があります。
①コンピテンシー(Competency)
コンピテンシーは、しごとや役割を遂行するために必要な「スキルや知識や行動」のことです。キャリアアンカーは、どのコンピテンシーを重要視するかに大きく影響を与えます。
例えば、「技術能力」を、キャリアアンカーとして持つ人は、専門スキルや知識の向上に重点を置く傾向があります。
②動機(Motivation)
動機は、個人がどうしてその仕事や役割を果たしたいと考えるかという欲求を示します。
キャリアアンカーは、なぜ特定の仕事やキャリアパスを選ぶのかを自分で理解するのに役立ちます。
例えば、「創造性」がキャリアアンカーの人は、新しいアイデアやビジネスの創出に強い動機やきっかけを感じるからその仕事を選びます。
③価値観(Values)
価値観は、あなたが何を最も大切にするかのことです。キャリアアンカーは、個人の価値観と直結していて、仕事やキャリアにおいてどうしても譲れないことを明確にします。
例えば、「奉仕・献身」がキャリアアンカーの人は、社会貢献や他者のために働くことに価値を感じます。
活用して生産性をアップさせよう
さて、これまでの3つの視点から、あなたはどんな考え方の持ち主であるか自分でもわかってきました。大切にしていること等をあらためて自覚をすることで、迷った時の選択や、トラブル時の判断の優先順位づけの基準ができますね。
STEP①
しかし、コンピテンシー、動機、価値観と突然言われても…と迷う時には、過去の経験を振り返りましょう。あの時のしごとや転職を選んだ理由、気になった資格を取得した理由、見つけたイベントなどに参加した時のことなど、過去の自分の経験や選択を振り返ることで、自分をより深く客観的にみることができます。
STEP②
自分がどのキャリアアンカーに最も強く共鳴するかを特定できたら、さあ今後の目標や事業のプランを策定しましょう。 自身の価値観に従った事業戦略を立案したら、例えば多人数で行う仕事の際にメンバーやスタッフにも共有することで、理解してもらいやすくなり、仕事の優先順位がつけやすくなって進捗管理も捗ります。選択しなければならない場面には、迷いが少なくなります。価値観を理解することは、他の起業家とのコラボレーションなどの際にも相手を理解することにもつながりますね。
以上、今回はキャリアアンカーのお話でした。周りの情報や環境に影響されてしまい、考え方や判断軸がついついブレてしまう方に、しっかりと自分の軸を定めておくのがお勧めです。
使ってみたいけど難しい、疑問点があると感じている方はぜひ島田までお声かけくださいね。次回のコラムでは、誰かに伝えたい想いをどう伝えるか!説明が苦手なあなたも上手に伝えられるコツをお伝えします。
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STEP①
しかし、コンピテンシー、動機、価値観と突然言われても…と迷う時には、過去の経験を振り返りましょう。あの時のしごとや転職を選んだ理由、気になった資格を取得した理由、見つけたイベントなどに参加した時のことなど、過去の自分の経験や選択を振り返ることで、自分をより深く客観的にみることができます。
STEP②
自分がどのキャリアアンカーに最も強く共鳴するかを特定できたら、さあ今後の目標や事業のプランを策定しましょう。 自身の価値観に従った事業戦略を立案したら、例えば多人数で行う仕事の際にメンバーやスタッフにも共有することで、理解してもらいやすくなり、仕事の優先順位がつけやすくなって進捗管理も捗ります。選択しなければならない場面には、迷いが少なくなります。価値観を理解することは、他の起業家とのコラボレーションなどの際にも相手を理解することにもつながりますね。
以上、今回はキャリアアンカーのお話でした。周りの情報や環境に影響されてしまい、考え方や判断軸がついついブレてしまう方に、しっかりと自分の軸を定めておくのがお勧めです。
使ってみたいけど難しい、疑問点があると感じている方はぜひ島田までお声かけくださいね。次回のコラムでは、誰かに伝えたい想いをどう伝えるか!説明が苦手なあなたも上手に伝えられるコツをお伝えします。
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