武蔵小山創業支援センターインキュベーションマネージャー
中小企業診断士 島田透代によるコラム!
『起業家・経営者が知っておきたいサクッと情報整理法と今使うコツ』
問題はそこにあるとは限らない・・・。~BSCをヒントに~
はじめに
皆さん、こんにちは。日々、アツい想いを胸に起業を志す皆さんや、時には心折れ迷いながらも前に一歩一歩進む皆さんの事業に取り組む真摯な姿にたくさんの勇気をいただいているインキュベーションマネージャーの島田透代です。
さて、このコラムでは、過去、年間200件以上の人事・経営者との面談に携わってきた私が、ビジネスに関する「情報」を、効率よくムラなく収集して活用するために使ってきた整理術の一部をお届けします。複雑に絡み合ったり、抜けていたり、自分ではなかなかうまく表現できないところも、サクッと整理してビジネスの推進に活用できたら嬉しいですよね。SNSなどオンラインで情報が簡単に入手できる情報過多とも言われる世の中だからこそ、情報という宝石鉱山から、あなたにとって本当に必要な情報の原石(本質)を見つけ出し、磨いて加工することで、真っ赤なガーネットの輝きはより美しく価値のあるものだということが伝わります。さぁ、あなたの宝石鉱山へ一緒に向かいましょう。
さて、このコラムでは、過去、年間200件以上の人事・経営者との面談に携わってきた私が、ビジネスに関する「情報」を、効率よくムラなく収集して活用するために使ってきた整理術の一部をお届けします。複雑に絡み合ったり、抜けていたり、自分ではなかなかうまく表現できないところも、サクッと整理してビジネスの推進に活用できたら嬉しいですよね。SNSなどオンラインで情報が簡単に入手できる情報過多とも言われる世の中だからこそ、情報という宝石鉱山から、あなたにとって本当に必要な情報の原石(本質)を見つけ出し、磨いて加工することで、真っ赤なガーネットの輝きはより美しく価値のあるものだということが伝わります。さぁ、あなたの宝石鉱山へ一緒に向かいましょう。
難しくて使えないフレームワークには手を出さない
突然ですが、事業を進めるうえで「集客が必要だと思っている」と思っているあなた、どんなアクションを取りますか?例えば、チラシを作ろう!SNSをはじめてみよう!という考えが浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。そして、同時に、予算はどれくらいあるんだっけ?なんてことも頭の片隅に思い浮かぶかもしれません。時間的な制約がない方はぜひ、沢山の閃きを一つずつ実行していくのもよいでしょう。しかし、限られた時間や環境にいるあなたには、感情や勢いで動きたい自分を一度静めて、少しだけ広い視野で俯瞰的、客観的に自分自身や事業の状況を把握し分析することをお勧めします。
その際に活用したいのが、BSC(バランススコアカード)です。もともとは、客観的に業績を評価するために使うフレームワークとして知られているものです。ビジネスといえば売り上げや収益性などの財務観点から評価がされがち、しかし実際には、商品の質や売るための仕組みや専門知識の深堀りなども大切ですよね。それらを含めていわゆる360度から考えることができるのがBSCの特徴です。
なんだか、難しそうと感じた方もいるでしょう。難しいワードが並ぶフレームワークは中途半端に使わないのも情報整理のコツの一つ。今回は、今あなたの事業を進めるのに必要だと感じていることに的を絞って、課題を整理することで本当に必要なアクションを探り確認するのが最終ゴール!今回は、一工夫して、オリジナルのフレームワークにしました。
さぁ、あなたが今、事業を進めるために必要だと思うことを挙げていきましょう。それらを大きく4つのカテゴリ(①お金関連、②お客様へ提供する価値(商品・サービス)について、③お客様へ届ける手段や仕組みについて、④事業を動かすのに必要な人、専門性や知恵、キャリア、教育方法)のどこかの枠に当てはめるみましょう。枠の中に書いてみることで自分が今どのカテゴリに特に悩んでいるのか、偏りも含めて知ることができます。ここではラーメン屋さんの例を示します。
その際に活用したいのが、BSC(バランススコアカード)です。もともとは、客観的に業績を評価するために使うフレームワークとして知られているものです。ビジネスといえば売り上げや収益性などの財務観点から評価がされがち、しかし実際には、商品の質や売るための仕組みや専門知識の深堀りなども大切ですよね。それらを含めていわゆる360度から考えることができるのがBSCの特徴です。
なんだか、難しそうと感じた方もいるでしょう。難しいワードが並ぶフレームワークは中途半端に使わないのも情報整理のコツの一つ。今回は、今あなたの事業を進めるのに必要だと感じていることに的を絞って、課題を整理することで本当に必要なアクションを探り確認するのが最終ゴール!今回は、一工夫して、オリジナルのフレームワークにしました。
さぁ、あなたが今、事業を進めるために必要だと思うことを挙げていきましょう。それらを大きく4つのカテゴリ(①お金関連、②お客様へ提供する価値(商品・サービス)について、③お客様へ届ける手段や仕組みについて、④事業を動かすのに必要な人、専門性や知恵、キャリア、教育方法)のどこかの枠に当てはめるみましょう。枠の中に書いてみることで自分が今どのカテゴリに特に悩んでいるのか、偏りも含めて知ることができます。ここではラーメン屋さんの例を示します。
道がなくても未来は見失わないで
カテゴリ別に枠に書き出したところで一旦ストップです。さて、改めてあなたに質問です。あなたのビジョン(実現したい未来や方向、どんな世界にしたいのか)は何でしょう?そこに辿り着くためには事業のどんな戦略目標が必要でしょう?きっと、はじめようと考えていたSNSでフォロワーを1,000人にすることが最終的なゴールではないはずです。実現したいビジョンは、カテゴリ分けした枠の一番上にあるビジョン(実現したい未来の方向性)の枠の中。そうです、あなたは、今、実現したい未来に向かい戦略目標を達成するために、何をしようかと悩んでいることを忘れてはいけません。目の前の道が険しいと、ついつい目の前のことに気がとられ、未来のことを考えられなくなりがちですが、今一度、この段階であらためて、しっかりとビジョンを設定しておきましょうね。
数字のもつパワーを活用するメリット
最後に、今まで枠に入れた課題や目標から、ご自身のありたい姿が明確になってきたところで整理するときのポイントをお伝えします。この目標枠には、ぜひ定量的な数値を使って記入してください。そうすることで、一気に客観的な評価指標になります。自分以外の誰かにも伝えやすくなることから、理解してくれる人や協力者も増えるかもしれません。また、余裕がある場合には、数値目標を達成するために必要なことを、さらに深堀、細分化して、いつまでにどこで何を使ってどのようにするのかも設定すると皿に良いかもしれません!全部埋まったところで、全体をよく見てみると、一番トップにあるビジョン(目指い未来の方向性)から、戦略目標、お金の部分、お客様へ提供する商品・サービス、仕組みづくり、人・・・と、下へ向かってすべての枠が関連付けられていることがわかります。ビジョンを達成するためには戦略目標が必要、その目標を達成するにはお金の面ではこんな条件が必要、そして、そうなるためには商品・サービスなどお客様へ提供する価値が必要であり、提供するための仕組みも必要、その仕組みを作り使うのは、そう私です!
ただし、時間やその他の面で無理のある計画には要注意!ビジョン実現にむけては、本当にその方法が必要なのか?優先順位はどれかも考えながら、心身のバランスを整えて進めてくださいね。自分の仕事量やメンタルを自分で管理できるようになるのも個人事業や少数精鋭でがんばる企業の経営者にとっては必要です。
使ってみたいけど難しい、疑問点があると感じている方はぜひ島田までお声かけくださいね。次回のコラムでは、誰かに伝えたい想いをどう伝えるか!説明が苦手なあなたも上手に伝えられるコツをお伝えします。