武蔵小山創業支援センターインキュベーションマネージャー
中小企業診断士 島田透代によるコラム!
『起業家・経営者が知っておきたいサクッと情報整理法と今使うコツ』
 ~ 伝えたいメッセージを「伝わる」メッセージにするヒント~ 


 

はじめに

 皆さん、こんにちは。日々、アツい想いを胸に起業を志す皆さんや、時には心折れ迷いながらも前に一歩一歩進む皆さんの事業に取り組む真摯な姿に勇気をいただいているインキュベーションマネージャーの島田透代です。
 さて、このコラムでは、過去、年間200件以上の人事・経営者との面談に携わってきた私が、ビジネスに関する「情報」を、効率よくムラなく収集して活用するために使ってきた整理術の一部をお届けします。サクッと情報を整理してビジネスの推進に活用できたら嬉しいですよね。SNSなどオンラインで情報が簡単に入手できる情報過多とも言われる世の中だからこそ、あなたが本当に伝えたい情報をうまく伝えられたら良いと思いませんか? 

前回の島田マネージャーのコラムはこちらから


 片思いの社内

 事業を進めていく中で必要なことは沢山あります。資金。競合に勝てる専門性、仕組み、スタッフ等などがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。日頃、さまざまなご相談をお受けしたり、会社訪問をさせていただく中思うことがあります。それは、伝える難しさ!です。社長の会社に対する想いと、事務や工場のスタッフの仕事に対する想いがすれ違っている、いわゆる情報の片思いの状態の企業に出会います。「どうしてわかってくれないのだろう」「これを理解してくれたら早いのに」と思うあなたは、ぜひちょっとした工夫で両想いになって、ストレスなく仕事に励むためにご活用ください。

 

 ミッション、ビジョン、バリューに立ち戻る

まず初めに、今目の前にある解決したい問題は、一旦隣に置いておきます。あらためて、あなたは何のために事業を行っているのでしょうか?ビジネスを進めていく中ではミッション(普遍的な使命)、ビジョン(自分たちが目指す未来の状態)、バリュー(価値基準、行動指針)が存在します。これらの3つがあることで、今ある問題をクリアしていくときや、事業計画書類にも落とし込みやすいという特徴もありますので、作られていない場合は、ぜひ一つづつ策定されることをお勧めします。
例えば、桃太郎が企業の社長だったらというシチュエーションで考えてみましょう。




桃太郎カンパニーのミッションは、「村を悪い奴らから守りつづける!」そしてビジョンは、「鬼が不在の人と動物たちの平和で楽しい世界の実現」、バリューは、「スタッフの専門性を生かして協力すること」となります。



ミッションは、少しわかりにくいかもしれません。WHY、なぜやるのか?なぜあなたが存在するのか。という存在意義について考えると、鬼退治は使命を果たすためにやるべきことに位置付けられミッションそのものではないことがわかります。ミッションは、普遍的な存在意義と考えると良いでしょう。

尚、これらミッション、ビジョン、バリューは、あなたが数名で事業を進めていくことになる場合には、社内の想いを共有するための大切な見える化の方法です。また、もし一人で事業を進めていくことになっても、お客様や協力者へ伝えるため、そして自分自身に対しても軸を確認するために大変有効です。
 

 ちょっとした工夫で両想いの伝え方に

 さて、次に実際に伝える、表現する時にお勧めの、伝え方の構成について2つご紹介します。
まず一つ目は、背景も併せて説明をするという手法です。もちろん、何のためにやるのか?何に向かって進めるのか?を知らせることは伝える相手にとって大切です。ここでは更に、背景→実現したいこと→問題→結論(主張)という構成を使います。「どんな背景があって、だから今どんな未来の実現を目指していて、しかし今の問題があり、だから課題としてはこんな結論!」というものです。




桃太郎社長が鬼退治に行く際、キジに出会って鬼退治スタッフにスカウトする際には、「会長のおじいさんから、村に人を困らせている悪い鬼がやってきてみんなが困っていると聞いたんだ。僕は、体と心をとっても丈夫に育ててもらった、そのお礼も含めて、人と動物が仲良く暮らせる村を作りたいと思って、これから鬼を退治しに鬼ヶ島に行くんだ。しかし、今、悪い鬼たちと戦える仲間がいなくて困っている。おばあさんがつくってくれたおいしいきびだんごをプレゼントするから、ぜひ、君の力を貸してくれないか?」
という伝え方です。




二つ目の伝え方の構成は、理論派の方にお勧めです。主張したい結論→背景・理由→具体的事例など→主張したい結論の説得です。


「僕は、今、鬼を退治しに鬼ヶ島へ向かっているよ。実は、会長のおじいさんから、村に人を困らせている悪い鬼がやってきてみんなが困っていると聞いた。僕は、陸上教室と武道を3歳から続けていて村大会で優勝もしたくらいとっても丈夫に育ててもらったんだ。お礼も含めて、人と動物が仲良く暮らせる村を作りたい。しかし、悪い鬼たちと戦える仲間がいなくて困っているところだ。おばあさんがつくってくれたおいしいきびだんごをプレゼントするから、ぜひ、君の力を貸してくれないか?村のヒーローになれるよ!」
というスカウトの文句のほうが響く動物もいるかもしれません。

ぜひ、これらの伝え方の構成を参考に、ご自身の事業についてあらためて想いを伝えてみてくださいね。使ってみたいけど難しい、疑問点があると感じている方はぜひ島田までお声かけくださいね。
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